ロビンの庭

北米の田舎での日々を書いています。

パンを焼く アンパン

アンパンを焼いた。別にパンを焼くのが得意とか、大好きとかではない。できれば楽して美味しいものを食べたいと日々思っている。

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アンパン



アメリカの田舎のパンは全体的にう~んという感じで、口に合わない。パン屋さんのサンドイッチ用のパンは、硬かったりすっぱかったりする。菓子パンのようなものもあるが甘いパンが多く、総菜パンというジャンルのものは、ほとんどない。スーパーで売っているパンは独特の臭いと、何とも言えないねっとりした歯ざわりがするので、これもまた食べたいとはあまり思わない。このクリップで軽く閉じただけの袋に入れられた食パンは、テーブルの上に何日も放置しても黴が生えない。友人は「このパンに一体何を入れたら、常温でこんなに保存できるようになるのだろう」と言っていた。

 

日本のパン屋さんは、種類も豊富でとにかく美味しい。でもそう思っているのは日本で育っているからかもしれない。他の国の人にとっては、いまいちのパンだったりして…という訳で、自分で食べたいパンは自分で作るしかないという事になる。

 

今回は、冷凍庫の中身を減らしたいので、冷凍しておいたアンコを使用した。このアンコは、以前アンコを炊いたとき、娘が楽しそうに素手で小豆を濾していたものだ。水の入ったボールに手を突っ込み、小豆をつぶしている様子は、子供が泥遊びをしているようにしか見えない… 旦那は作成過程を見ていないので、「こし餡は美味しいね~」と喜んでいた。

 

何とかこの解凍したアンコを使い切りたいので、無理やり8個に分けたら、アンコの量がかなり多くなってしまった。自家製のアンパンということなので、そこれへんはいつも適当だ。

 

パン生地はいつもホームベーカリーにお任せしている。できた生地を8等分(適当なので等分にされていない事が多いが)それを丸めて、伸ばして、アンコをくるんで発酵させる。程よく膨らんだところで、生地に使用した卵の残りを塗って、黒ゴマをのせて焼いたら完成だ。

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アンコと発酵中のアンパン

 

旦那に「アンパン焼けた」と送ったら、「8個だけ?」と返ってきた。こんなでっかいアンパンが8個もあれば十分です。おうちでパンを焼くときの最大の問題点は、同じパンが大量にできてしまうという事だ。結果またアンパンが冷凍され、アンコが冷凍庫に戻っていく。こんなに何回も冷凍してもいいものなんだろうか…